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2013/09/02 埼玉県小児う蝕予防対策事業

 埼玉県において「埼玉県小児う蝕予防対策事業」がスタートします。
事業目標は
 ①全63市町村の12歳児のDMFTを1.0未満にする
 ②フッ化物洗口を実施する小学校・中学校を600校にする
とあります。
 ①のDMFTとは「1人平均う蝕罹患歯数」で未処置のう蝕だけでなく、う蝕のために治療したり抜歯した歯もふくめて計算します。
全国平均DMFTは1.10で埼玉県は1.11でほぼ平均の数値です。
これを1.0未満にするということは、むし歯が1本もない子を増やしていこうということです。

 そのために②の「フッ化物洗口」を学校で行おうということになったわけです。
「フッ化物」は歯の表面のエナメル質を強化し、むし歯菌の出す「酸」に対する抵抗力を高める効果があります。
ただ、DMFTに反映されるのには何年もかかることです。
そして、むし歯の予防は「フッ化物」を作用させることだけでは不十分で、正しい歯みがきや規則正しい食習慣(甘いものを取りすぎない)が基本になります。

また、 「フッ化物洗口事業」を成功させるためには、行政ー学校(教員)-保護者ー歯科医師が連携を密にして正しい知識のもとに行う必要があると思います。
私も学校歯科医の一人として、この事業が成功するように努力していきたいと思います。

院長  

2013/04/09 幼少期に「よく噛む」ことの大切さ

 近年、「よく噛む」ことができない子供たちが増えています。
「よく噛む」ことは、子供の顎を発達させ、悪い歯並びの予防につながります。
顎が十分に発達しないと顔や脳の発達に影響します。
また、噛むことで唾液腺が刺激され、食べ物と唾液が混じることで胃での消化を助けます。
唾液の中には、抗菌物質が含まれるため細菌感染症であるむし歯や歯周病の予防にもなります。
高齢者においては、噛むことが脳の刺激になり、認知症の予防につながります。

ですから、幼少期に「よく噛む」ことを覚えさせることは、長い人生を健康に過ごすために必要なことであるといえます。

最近の子供たちには、「早食い」が目立ちます。
これは、もともと軟らかく調理されたものが多くなったため噛まなくても飲み込めてしまう、また、親心としてはたくさん食べて早く成長してもらいたいためよく噛まないうちに「飲み物で流し込んでしまう」ことがあるようです。
幼少期の食事では、固いものはどこまで噛めば飲み込めるのかを学習したり、よく噛んでいくと食べ物の本来の味がわかってくる(味覚の発達をうながす)大切な時期です。

保護者の方には、以下のようなことをお子様の食事について、注意、観察してみてください。

1.姿勢を正しているか(前かがみになったり、横を向いていないか)
2.食べているときに唇を閉じているか(口を開けて「くちゃくちゃ」食べていないか)
3.一口20回以上噛んでいるか
4.固い食べ物を嫌がらないか
5.ほとんど噛まずに、飲み物などで流し込んでいないか

子供は、何も注意しなければ好きなものだけを早食いし、飲み物で流し込みます。
上記のことを観察し、保護者や周囲の大人が正していくことが子供の健やかな成長につながることだと思います。

2012/02/21 日本の子供の眠りの諸問題

 先日、「睡眠歯科学会主催 第4回睡眠歯科医学講座」に参加してきました。その中で大変興味のある講演がありましたのでご報告したいと思います。
「日本の子供の眠りの諸問題」という演題で東京ベイ浦安市川医療センターCEOの神山 潤先生の講演内容です。

 人間の生体リズムをコントロールする体内時計は、1日24.5時間のサイクルになっています。そのため、脳の視床下部にある視交叉上核が毎朝、太陽の光を視覚で認識することによって生体リズムを1日24時間に調整しています。視交叉上核は、他にも睡眠と覚醒、体温、ホルモン分泌にもかかわっており、特にメラトニンやセロトニンというホルモン分泌にかかわっています。

メラトニンは抗酸化作用(老化防止、抗ガン作用)、リズム調整作用(沈静・催眠)、性的な成熟の抑制などの働きがあるホルモンです。これは1歳から9歳の時期、特に夜間に大量に分泌され、子供は「メラトニン・シャワー」を浴びて成長するといっても過言ではありません。ところが「寝不足」、「夜更かし」などの習慣が付くとメラトニンの分泌が低下します。

 セロトニンは心を穏やかにする神経伝達物質で朝の光で分泌が促進します。また、昼間のリズミカルな筋肉運動(歩行、咀嚼、呼吸など)でも分泌されます。

 神山先生は、「0~36カ月の小児において先進17カ国中、日本が一番睡眠時間が短い」というデーターを示されました。日本では3歳児の40~50%が夜の10時まで起きているそうです。

このように「寝不足」、「夜更かし」などの夜型の習慣が小学生、中学生になっても続くと学力の低下、行動上や感情面での問題行動が多く見られるようになるなどの問題が起きやすくなります。これには、メラトニンやセロトニンの分泌低下がかかわっている可能性が多大にあります。また、「寝不足は肥満の原因」でもあるそうで、これは、高血圧や糖尿病にも繋がってくることです。

神山先生は「スリープヘルス 4+α」として以下のことを提言しています。
1.朝の光をあびる
2.昼間に活動する
3.夜は暗いところで休む
4.規則的な食事をする
5.眠気を阻害する嗜好品(カフェイン、アルコール、ニコチン)、過剰なメディア接触を避ける

よく考えれば当たり前のことなのですが、この当たり前のことができていないのが、
今の日本人なのでしょう。

  時々夜、近くの商業施設に買い物に行くことがあります。
そんな時、夜9時を過ぎても5,6歳の子供を連れてゲームセンターなどで遊んでいる親子をよく見かけます。私は、そんな光景を目にすると「この子は一体何時に寝るのだろう」と思います。そして、その子の将来が心配になります。子供の健康管理の責任者は親です。神山先生のお話を伺い、我々大人は、子供たちの生活環境をもっとシビアに考えなければならないし、そのためには大人が自分たちの生活を見直す必要があると感じました。
 「睡眠軽視社会から睡眠重視社会への転換」が必要だと、神山先生は締めくくっています。

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