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虫歯予防週間
6月4〜10日は虫歯予防週間です。
1970年前後は、「虫歯の洪水の時代」と言われほとんどの子供の歯には多くの虫歯があった時代です。
(私もその一人です)
ところが、現代の12歳の子供には虫歯が一人一本あるかないか、という時代になりました。
これは、この約50年の間に「予防」という観念が広まり、多くの方が虫歯がなくても歯科医院で定期検診を受けるという時代になったからです。
歯を失う原因は、虫歯(歯の病気)と歯周病(歯を支える歯ぐきと骨の病気)がほとんどで、「口腔二大疾患」と言われいます。また虫歯や歯周病は初期症状がほとんどなく症状が出たときはそれなりに進行していることが多い「沈黙の病気」とも言われています。
この虫歯と歯周病は口腔内の細菌が原因でありこの原因菌を増やさないことが疾患の予防の中心となります。
(他にも食生活や生活習慣も関わっているのですが・・)
具体的には、皆さんが毎日行う歯みがきである「ホーム・ケア」と歯科医院で特殊な器具を使用し歯みがきでは取りきれない部分の汚れ(細菌)を取り除く、「プロフェッショナル・ケア」を組み合わせることで虫歯や歯周病予防の質が向上します。
久しく歯科での受診をしていないような方は症状がなくてもこのような「虫歯予防週間」をきっかけに定期検診を行うようにするのはいかがでしょうか?